ウィッグ基礎知識

医療用ウィッグを初めてお使いになる方へ

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医療用ウィッグは、抗がん剤治療などによる脱毛の悩みから笑顔に導いてくれるもの。多くの方が活用されていますので、とても大事な存在であることが分かります。
これから抗がん剤治療や放射線治療などに取り組む方のなかには、お医者様から脱毛を伴う治療になると説明されて、ウィッグの必要性を感じた方も多いでしょう。
そこではじめて「医療用ウィッグ」の存在を知った方もおられるのではないでしょうか。
しかし調べてみると、さまざまな医療用ウィッグがありどれを選んでいいのか分からず、さらに大変高額なものも存在しますので、気持ちが沈んでしまった方もおられるのではないでしょうか。
ここでは初めて医療用ウィッグをお使いなる方に向けて、どのように選んでいくことが大事なのかお伝えしていきます。

脱毛前から準備しておくことで安心

抗がん剤治療や放射線治療を終了した後は、少しずつ髪は生えてきますが、それでも精神的なダメージは少なくありません。女性の髪は命ですから、命に関わる治療であるとしても、受けたくないほど辛いものでしょう。
だからこそ脱毛前から医療用ウィッグを準備しておくと、精神的なショックを和らげることができ、安心して治療に取り組むことができます。
治療前には担当の主治医から治療についての説明がありますが、脱毛リスクについて伝えられたら、医療用ウィッグを準備するようにしておきましょう。
脱毛の時期であるとしても、医療用ウィッグを装着することで、生活の質を維持することができます。
より自然な仕上がりの医療用ウィッグであれば、元通りの生活に戻りやすくなるといえるでしょう。

医療用ウィッグ選ぶポイントのまとめ

医療用ウィッグを使うことになると、どんな物をどれぐらいの価格で買ったらよいのか、迷います。
病院の化学療法室、医療相談室にいくと、いろんなメーカーのパフレットが置いてあり、インターネットで検索すると販売会社もいろいろ出てきます。価格もそれぞれ違い、相場がわからない・・・
はじめてわかりない時は、高いものを買うと失敗ないからと安易に考える方もいらっしゃいますが、それだと必ず後悔します。なぜなら、医療用ウィッグは一枚で済ませるものではなく、何枚も必要になりますので、よく選んで購入したら、一枚を購入する金額で何枚も買えることに気づくからです。
なにより、自分に合うものを選ぶことが大切ですので、医療用ウィッグを購入する前に確認しておきましょう。

ウィッグを選ぶポイント1

自分自身のライフスタイルをよく分析して、医療用ウィッグを使う場面をイメージして見ます。
仕事をする場面、子供の迎えに保育園に行く場面、家で家事をする場面、子供と接する場面、一人でくつろぐ時、寝る時などなどです。
一日でやることはいろいろありますが、やる場所は家と外とになるのでしょう。つまり、家にいる時と、外出の時を想定して、2枚は購入すると予定した方が良いです。
すると、予算以内で収まる医療用かつらに絞れることができます。

ウィッグを選ぶポイント2

医療用ウィッグの素材や特徴についてよく理解しましょう。家で使うものを選ぶときは、リラックスできる素材やつくりに焦点をあてるとターケットを絞り易いです。
外出で使うものでしたら、見栄えや装着の安定性に重点をおいて探すようにします。
たとえば、髪の素材を人毛が良いのか、ミックスにするのか、人工毛にするのかは、お手入れなども考えて検討して、ミックスにした方がよいと思ったのならば、価格も含めて比較してみて選べることができます。

ウィッグを選ぶポイント3

購入後のサービスについて確認しましょう。
医療用ウィッグは使ううちメンテナンスなども含めて、いろいろサポートが必要な物です。そういったアフターサービスがきっちりできるかを事前に確認しておくと、使い方が面倒で途中であきらめてしまうなどのことを避けることができます。

ウィッグが与える心理的効果

髪の毛の役割はいろいろありますが、おしゃれ効果に髪型が占める割合は大きいです。同じ容姿の人が同じ服装、同じメイクをしても髪型が違えば、まるきり印象が変わってしまいます。髪の毛は自分の個性を表現する手段で、ファッション性の表現の中でも重要な一環を担っています。
また昔から「女性は失恋したら髪を切る」というように気分を変えたい時にもヘアスタイルを変えますし、心機一転してリフレッシュするためには髪型を変えてイメージチェンジすることも多いです。
美容サロンや理容室はお正月前の年末が非常に混むと言われているように、年が明ける前に髪型をすっきりさせる人が多いことでも「髪型が与える心理効果」がよくわかります。

生活を見直し、脱毛ショックを乗り切ろう

人生には予期せぬいろんなことが起こります。入院生活を送ることになり、抗がん剤治療の副作用で髪の毛を失ってしまう、女性にとって計り知れないダメージにつながります。
ここで、髪の毛とは関係のないように聞こえるかもしれませんが、「クオリティ・オブ・ライフ」という言葉をごぞんじですか?

クオリティ・オブ・ライフとは

「クォリティ・オブ・ライフ(QOL)」は人間が、どれだけ納得のいく、自分らしい生活ができているかを示す基準です。
収入や貯金といった経済的な面ではなく、あくまでもメンタルな面を尺度として「人生の質」の高さを考えたものです。
好きな趣味に没頭できる。やりがいのある仕事をしている。ありのままの自分を受け入れることができる。すべて当てはまる人は、「クオリティ・オブ・ライフ」が高いといえるでしょう。
医療の分野でもこの「クオリティ・オブ・ライフ」が注目されています。たとえば、病気をしたり、ケガをしたりして、長い間、入院生活を強いられる場合でも、心健やかに過ごすことができれば、「クオリティ・オブ・ライフ」が高いと見なされるそうです。
反対に入院生活で気分がふさぎ、食事もおいしく食べられなくなり、本を読んだり、編み物をしたりもできなくなれば、「クオリティ・オブ・ライフ」が低いと見なされるといいます。
これでは、病気やケガも、なかなか治りそうもありません。心と体は密接に関係しているのですね。
抗がん剤治療で脱毛になっても、治療が終わると髪はまた生えてくるし、医療用ウィッグというアイテムがあるので、髪型は以前と同じ形で持続できます。

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