医療用ウィッグのお手入れ、失敗しがちなポイントとは?〜よくある失敗例から、やさしく学ぶケアのコツ〜
せっかく選んだ医療用ウィッグ、できるだけ長くきれいに使いたいですよね。
でも実は、何気ない日常のお手入れで、知らないうちに傷めてしまっているケースも少なくありません。
今回は、ウィッグ愛用者に多い「うっかり失敗例」をご紹介します。
■ よくあるお手入れの失敗例
- 熱いお湯で洗ってしまった
▶ 熱いお湯は人工毛を傷める原因に。
ウィッグは30℃以下のぬるま湯で洗うのが基本です。 - シャンプーやトリートメントが地毛用
▶ 地毛用の製品は成分が強すぎて、毛がゴワついたり、抜けたりすることも。
必ずウィッグ専用の洗浄剤を使いましょう。 - 乾かすときにドライヤーの熱風を直接当てた
▶ 人工毛の場合、高温で毛が溶けたり縮れたりすることがあります。
自然乾燥、もしくは低温・弱風でやさしく乾かすのが◎。 - ブラッシングの方向が逆だった
▶ 濡れた状態でブラシをかけると、絡まりや抜け毛の原因になります。
乾いてから毛先から少しずつ、ウィッグ専用ブラシで整えましょう。 - 保管方法が雑だった
▶ ビニール袋に入れっぱなし、フックに吊るしっぱなしなどは型崩れや変色の原因に。
使わないときはウィッグスタンドに乗せて、直射日光を避けて保管するのがおすすめです。
■ 失敗しても、大丈夫
「やってしまった…」と感じても、落ち込まないでくださいね。
正しいケアを覚えれば、ウィッグはまた元気を取り戻してくれます。
もしすでに毛の広がりや縮れが気になる場合は、
専門のメンテナンスサービスや、新しいウィッグの検討も視野に入れてOKです。
■ ケアは“自分を大切にする時間”にも
ウィッグのお手入れは、ただの作業ではありません。
それは、「明日も笑顔で過ごすための準備」であり、
「自分らしさ」を守るための、やさしいひと手間です。
焦らず、ゆっくり、できることからはじめましょう。
医療用ウィッグ・かつらについてご不明な点があれば、医療用ウィッグアンベリールへお気軽にご相談ください。