医療用ウィッグの「蒸れ」が気になる方へ〜暑い季節や長時間の着用も、工夫次第で快適に〜
「ウィッグをつけていると、頭がムレてかゆくなる…」
「暑い日は特に、不快感が気になる」
そんなお悩みを抱える方は、実はとても多いんです。
特に治療中や脱毛中の頭皮は敏感になっているため、蒸れ対策はとても大切なケアのひとつ。
今回は、ウィッグのムレを軽減し、快適に過ごすための工夫をご紹介します。
■ 1. 通気性の良いウィッグを選ぶ
ウィッグの構造そのものに注目してみましょう。
- ✅ メッシュ素材のベース → 空気が通りやすく軽い
- ✅ 人工スキンの面積が少なめの設計 → 熱がこもりにくい
- ✅ 軽量タイプ → 頭への負担が少なく快適
💡 医療用ウィッグの中には、夏向けの通気重視モデルもあります。
■ 2. インナーキャップを上手に使う
ウィッグの下にかぶる「インナーキャップ」も、蒸れ対策の重要ポイントです。
おすすめ素材:
- 吸湿速乾タイプ(クール素材・メッシュなど)
- 綿や竹繊維など肌にやさしい天然系素材
複数枚用意しておき、汗をかいたらこまめに交換することで、不快感が大きく軽減します。
■ 3. ウィッグ内の汗・湿気をリセットする習慣を
- 外出から帰ったら:
ウィッグを外して、内側を乾いたタオルやウェットシートで軽くふく - 湿気がこもったと感じたら:
扇風機の風をあてる、陰干しするなどの乾燥ケア - ウィッグスタンドに置くとき:
通気性の良い場所で保管すると、蒸れやにおいの原因を予防できます
■ 4. 冷感アイテムやヘアミストを活用
市販の冷感スプレーや清涼ヘアミストを、ウィッグのインナーキャップや頭皮に軽く使うのもおすすめです(※ウィッグ本体には使用しないよう注意)。
💡 夏場は、保冷剤入りのヘアバンドやウィッグ専用クールパッドなども登場しています。
■ 5. 室内ではケア帽子に切り替えるのも◎
ずっとウィッグをつけていると、どうしてもムレやすくなります。
帰宅後や在宅中は、通気性のよいケア帽子に切り替えることで、頭皮を休ませる時間がつくれます。
■ 蒸れ対策は「自分をいたわる」やさしい習慣
ムレや不快感を我慢するのではなく、少しでも快適に過ごす工夫をすることは、自分の体と心を守る大切なケアです。
ウィッグを快適に使えるようになると、気持ちも前向きに。
「今日は少し外に出てみようかな」と思える日が増えてくるかもしれません。
医療用ウィッグ・かつらについてご不明な点があれば、医療用ウィッグアンベリールへお気軽にご相談ください。