医療用ウィッグのこと、親にどう説明したらいい?〜心配をかけたくないあなたへ〜
抗がん剤治療や脱毛症でウィッグを使うことになったとき、
「親にどう伝えるか」悩む方はとても多いです。
特に、自分も家庭を持っていたり、離れて暮らしていたりすると、
「わざわざ言うと余計な心配をさせるのでは」と迷ってしまいますよね。
今回は、親に医療用ウィッグのことを話すかどうか、
そして話す場合のヒントをやさしくご紹介します。
■ 伝えるかどうかは「あなたの自由」
まず最初に知っておいてほしいのは、
親に必ず伝えなければいけない、というルールはないということ。
- あえて言わずに過ごす人
- 状況が落ち着いてから話す人
- 一部だけ説明する人
それぞれの家庭に合った形でいいのです。
あなたが「これが一番安心できる」と思える方法を選ぶことが何より大切です。
■ 伝えると決めたときのヒント
▼ タイミングは「落ち着いて話せるとき」に
通院や体調のことで忙しい時期は、お互いに不安が重なりがち。
少しでも心身が落ち着いているときに話すのが理想的です。
▼ すべてを一度に伝えなくても大丈夫
たとえば…
「治療で髪の毛が抜けちゃうんだけど、ウィッグを使えば普段どおりに過ごせるの。
大丈夫だから心配しないでね。」
こうしたやさしい一言で、必要な情報は十分に伝わります。
■ よくある親のリアクション
実際にウィッグのことを話した方の声をご紹介します。
- 「母は最初驚いていましたが、“今のウィッグは本当に自然ね”って安心してくれました。」
- 「父にはあえて細かくは話さず、“ちょっとだけ外見が変わるかも”とだけ伝えました。
気を遣わせたくなかったので、それで良かったと思っています。」 - 「親が高齢だったので、見た目が変わっても気づかれませんでした(笑)。
でも“元気そうで良かった”と安心してくれました。」
💬 大切なのは、“伝えることであなた自身が気が楽になるかどうか”です。
■ 無理のない距離感で、あなたらしく
親はいつまでもあなたを「子ども」として見ているもの。
だからこそ、見た目の変化に驚いたり、過剰に心配したりすることもあるかもしれません。
でも、だからといってすべてを隠す必要も、すべて話す必要もありません。
ちょうどいい距離感を見つけて、あなた自身が安心できる方法を選んでください。
医療用ウィッグ・かつらについてご不明な点があれば、
医療用ウィッグアンベリールへお気軽にご相談ください。