「髪が抜けていく自分を、まだ直視できない」
「鏡を見るのがつらい」
「以前の自分と違いすぎて、気持ちが追いつかない」

抗がん剤治療や脱毛症などで、見た目が大きく変わることに、
戸惑いや悲しみを抱くのは、ごく自然なことです。

今回は、そんな「変化を受け入れられない」と感じる方へ、
心が少しだけ楽になる考え方や、自分を守る選択肢をやさしくお伝えします。

■ 「受け入れられない」は、恥ずかしいことじゃない

人はだれでも、自分の見た目と心がつながっているもの。
突然の変化を、すぐにポジティブに受け止めるなんて、簡単にできることではありません。

泣いても、怒っても、落ち込んでも大丈夫。
その気持ちがあるからこそ、あなたは自分を大切にしている証拠です。

■ 無理に「前向きになろう」としなくていい

よく「前向きに乗り越えよう」と言われるけれど、
それができない日もありますよね。

そんなときは、ただ「受け入れられないと思っている自分」を認めるだけで十分。
気持ちは少しずつ、変わっていきます。

■ 医療用ウィッグは、「ごまかすもの」ではなく「自分を守るもの」

見た目の変化を“隠すため”ではなく、
「自分らしくいるため」にウィッグを使う人が、実はとても多いんです。

「職場ではウィッグをかぶって“いつもの私”でいたい」
「子どもに不安な顔を見せたくない」
「外に出る勇気がほしかった」

それぞれの想いを支える手段として、医療用ウィッグはそっと寄り添ってくれます。

■ 少しずつ、心の整理をしていけばいい

たとえば…

• 「今日は鏡を見ない」でもいい
• 「お気に入りの帽子をかぶる」でもいい
• 「気になるウィッグの画像を1枚だけ見てみる」でもいい

一歩ではなく、半歩ずつ。
その積み重ねが、やがて“自分を大切にする力”に変わっていきます。

■ あなたのペースで、大丈夫です

見た目が変わっても、あなたの魅力が失われたわけではありません。
ただ、少しだけ気持ちの形を整える時間が必要なだけです。

そのお手伝いを、私たちはそっとできたらと思っています。

医療用ウィッグ・かつらについてご不明な点があれば、医療用ウィッグアンベリールへお気軽にご相談ください。