全頭脱毛症でも、自分らしく過ごすために〜ウィッグの選び方と快適な付き合い方〜
全頭脱毛症は、頭髪がすべて抜けてしまうタイプの脱毛症です。
年齢や性別に関係なく起こり、突然の変化に驚きや戸惑いを感じる方も少なくありません。
そんなとき、ウィッグは見た目だけでなく、心を守るサポートアイテムになります。
■ 全頭脱毛症とは?
- 原因はまだ完全には解明されていませんが、自己免疫の働きやストレス、体質などが関係していると考えられています。
- 症状の進行や回復は人によって異なります。
- 髪だけでなく、まゆ毛やまつ毛も抜ける場合があります。
■ 全頭脱毛症に向くウィッグの特徴
◎ 長時間つけても快適な軽量設計
髪がない状態では、ウィッグの重みや蒸れを感じやすくなります。軽くて通気性の良いタイプがおすすめです。
◎ 頭皮にやさしい裏地
直接地肌に触れるため、縫い目が肌に当たらない設計ややわらかな素材が安心。
◎ 安定感のあるフィット感
自毛がないと滑りやすくなるので、サイズ調整ベルトやシリコンストッパーなどで固定できるものが便利です。
◎ 自然な見た目のつむじ・生え際
全頭脱毛症の方は「ウィッグと地肌の境目」が特に目立ちやすいため、リアルなスキン素材のつむじがあると安心。
■ 快適に使うための工夫
- インナーキャップの併用で汗や皮脂を吸収し、ズレ防止にも。
- 季節や気温に合わせてウィッグの種類を使い分ける(夏は通気性重視、冬は保温性重視)。
- 帰宅後はケア帽子やターバンにチェンジして頭皮を休ませる。
■ 周囲への伝え方は自分のペースで
全頭脱毛症は見た目の変化が大きいため、「説明しなきゃ」と思う方もいますが、
伝えるタイミングや範囲はあなたが安心できる形でOKです。
ウィッグはそのための心強い味方になってくれます。
おわりに
全頭脱毛症は、外見だけでなく心にも影響を与えることがあります。
でも、ウィッグを通じて“自分らしさ”を保ち、外出や人との交流を楽しむことは十分に可能です。
一人で抱え込まず、専門スタッフや同じ経験をした方の声も取り入れながら、
自分に合うスタイルを見つけていきましょう。
医療用ウィッグ・かつらについてご不明な点があれば、医療用ウィッグアンベリールへお気軽にご相談ください。
全頭脱毛症の方に合ったウィッグや固定方法のご提案も可能です。