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抗がん剤治療などの際に利用される医療用かつら

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医療用のかつらは抗がん剤と密接な関係にあります。

現在のがん治療は抗がん剤を用いて行われます。
わたしたちの体というのは多くの細胞によって構成されています。これらの細胞は通常の場合、その数を一定に保とうという働きが動いており、極端に増加することはありません。しかし、まれにですが、細胞が突然変異を起こし通常の数よりも増加して行ってしまうのです。通常でも5000ほどの細胞がわたしたちの体の中で変異を起こしてこのような細胞になってしまうと言われていますが、そうした細胞はそのまま増殖し続けることはなく、自然死してしまうと言われています。しかし中にはこのような細胞が自然死することなく増加を続けてしまうことがあります。

抗がん剤の役割はどのようなものなのか

変異で増加のコントロールができなくなった細胞が増加を続け、他の部分でも増加を続けてしまうという状態や他の場所に転移してしまうことをがんと呼びます。
がんの治療の方法のひとつとして抗がん剤があります。抗がん剤というのはがん細胞の分裂や増殖を妨げたり、がん細胞が成長するために必要な物質を作ることを防いだり、逆に過剰に作らせることによってがん細胞が死滅させるようにします。

抗がん剤を利用すると毛髪が抜け落ちるのは

人間の細胞というのは日々細胞分裂を行っています。特に、体毛は日々活発に分裂を行っています。抗がん剤はがん細胞の増加を抑制するために使用される薬です。がん細胞の増加を抑制する副作用として他の細胞にも影響を及ぼします。がん細胞のように増加が活発な細胞に対して大きく影響を及ぼす薬であるため、がん細胞だけでなく毛母細胞も同時にその成長・分裂の抑制の影響を及ぼしてしまうのです。
一般的に治療開始から2週間ごろから脱毛が始まり、3か月が経過したころにはほとんどの毛が抜け落ちてしまうことがあります。もちろんこの作用に関しては使用している薬の種類や個人差などがあります。

医療用かつらの役割と特徴

医療用かつらというのは、こうした抗がん剤の副作用で抜け落ちてしまった髪の毛をカムフラージュするために装着するためのかつらです。
医療用かつらはがん治療での段階に応じて利用するものです。そのため抗がん剤で李朝を行っている毛髪が抜け落ちている状態でも、また髪の毛が生えてきたときでも通常の生活に戻れる状態になるまで利用されることになります。そのため、毛髪の状態に応じてサイズを変えられることや、そうした長期間の利用に耐えられる耐久性を持っているということ、そして一日の中でも長時間利用するものであるため通気性なども重視する必要があります。

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