ウィッグのケア

髪の毛の生え変わりのサイクルは

人間の髪の毛は日々代謝しています。毛根部分にある毛母細胞が増殖をし、頭皮上に髪の毛をどんどんと押し出していくのです。そのため髪の先端部分というのは非常に前に作られた髪の毛の細胞であり、根元に近いほど、最近に作られた髪の毛なのです。

髪の毛は頭皮から出ている状態で作られているわけではありません。そのため、ダメージを受けた髪の毛はそのままの状態で先へ先へと押し出されることになります。一方でその髪の毛そのものの細胞の寿命もあります。一定期間が経過すると。髪の毛そのものが抜け落ちることになります。これは特別な減少が起こっているわけではなく、ヘアサイクルという一定の周期で髪の毛そのものが抜け落ちるのです。このサイクルは個人差やその部位によって差があります。例えば、まつげを切らなかったとしても極端に長くなってしまうことはありません。これはまつげのヘアサイクルが非常に短いからなのです。

 

代謝することがないためウィッグはきちんとケアしないと使えなくなってしまう

髪の毛の場合は自動的に生え変わるため、ある程度毛先のケアなどしていれば極端に痛むことなどはありません。しかし、ウィッグなどの場合には毛が伸びて生え変わるということがないため、少しずつ傷んでいってしまうことになります。また、誤ったケアの方法などで取り扱っていた場合にはウィッグの痛みは早くなっていってしまいます。

 

日々の装着後のブラッシングやシャンプーが大切

ウィッグをケアする方法は、装着後にきちんとブラッシングすること、そして定期的に汚れを落とすためにシャンプーをすることです。もちろん、通常の髪の毛よりもデリケートであるため、キチンと丁寧に、そして通常の毛髪よりも優しくブラッシングする必世があります。またシャンプーの方法に関しても、実際に頭皮から生えている髪の毛とは違うため、ウィッグを洗う方法でシャンプーをしてあげる必要があります。

 

また保管方法もウィッグを痛めないために重要なこと

また保管の方法も大切です。ウィッグは装着した状態を想定して作られています。そのためその内側は立体的で、そして頭皮に沿うような曲線でできています。そのため、装着していないときに、頭に装着しているような状態で保管しなければ、その形が崩れてしまうことになります。またカバンなどに入れたままにしていると髪に折り目が付いてしまい、せっかくのウィッグが台無しになってしまいます。

最も良いのは装着しないときは自宅で専用のスタンドに保管するという方法です。実際に身に着けている状態のような形を確保することができるため、形のゆがみや毛先の痛みなどを最小限にすることができます。また万が一自宅以外の場所に持ち運ぶときにも、専用のスタンドに入れて持ち運ぶようすることで髪が折れたり形が崩れたりするのを最小限にすることができます。

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